国際開発学会第24回春季大会

エクスカーションのご案内

エクスカーションについてのお知らせ（１）

 
国際開発学会第24回春季大会では、大会翌日の6月11日（日）に、秋田県内の３つの地域にて、エクスカーションを実施します。以下、詳細についてお知らせ致します。

日時：2023年6月11日 (日), 8:30-16:00　*発着地は秋田駅です。

場所：男鹿市、五城目町、羽後町
*３地域において別々のプログラム内容となります。

参加費：4,000円（クレジットカード払い）

申込み：エクスカーションへの申込みは、大会参加登録と同じシステムで行います。大会参加登録の手続きと合わせて、お申し込みをお願い致します。

 

趣旨：「企て型のアントレプレナーシップに触れる」

　今大会のテーマである「世代間のつながりとサステイナビリティ」は、人口減少と高齢化が急速に進む地方社会において、重要性の高いテーマです。若者世代が継続的に域外流出していくことによって、そもそも地域コミュニティのなかで、これまで先行世代が紡いできた知見を次世代に伝える機会が少なくなってきています。
　こうした状況がありながらも、近年では、地域の風土に根ざした暮らしや生業のあり方に魅力を感じ、これを様々な形で価値化する人々が登場してきています。彼らに共通するのが、アントレプレナーシップを持っているということです。ここでのアントレプレナーシップとは、ビジネス志向ということではなく、日々の暮らしを良くするような"企て"を思いつき、これを具現化していくマインドを持っているという意味合いです。
　秋田という土地において、どのようにそうした企て型のアントレプレナーシップが発揮されているのかを、今回は男鹿市（おがし）、五城目町（ごじょうめまち）、羽後町（うごまち）という３つの地域に実際に訪問することを通じて、ぜみ皆さまにご覧頂きたいと思います。それぞれの地域に実際に暮らしながら日々活動しているメンバーが案内役となってプログラムを作成しています。国際協力や地方創生の現場ともつながる点が多い内容となっておりますので、ぜひ奮ってご参加下さい！


参加を希望される皆さまへのお願い：

  • ３地域のオプションより、１地域への参加のみ可能です。
  • ​お申し込み時に、希望する地域をご選択ください。
  • 交通、及び現地側受け入れ可能人数の都合上、１地域あたりの定員を３０名までとさせて頂きます。
  • 定員の３０名に達しますと参加申込みができなくなりますので、その場合には他の地域をぜひご検討ください。
  • 各地域でのプログラム詳細については、以下をご参照下さい。
​
オプション１：秋田県男鹿市（男鹿半島）
  • 概要：ハタハタ漁となまはげで知られる男鹿半島。この地域の産業・文化・資源などを知ってもらいながら、増加中の20代の起業家や地域づくりのプレーヤーを紹介することで、「これからの地域のあり方」についての思考・対話のきっかけを提供します。
  • 案内人：合同会社秋田里山デザイン・大西克直（おおにしかつき）
  • 行程：
    • ​8:30: 秋田駅出発
    • 10:00：男鹿市到着
    • 10:00: 耕作放棄地の現場訪問
耕作放棄地増加の現状を踏まえ、その課題に向き合うプレイヤーの話を聞く。
地域参加型の地域づくりプロジェクトの会場
男鹿で活動する20代プレイヤー（５名）の実感している希望と現実の話・自己紹介プレゼン
大学卒業後に男鹿市に滞在しながら、キッチンカーでの飲食事業（ハンバーガー）をはじめた大橋修吾さん（徳島県出身）の提供する修吾バーガーをご堪能下さい！
  • 12:00: 対話セッション・さとやまコーヒー提供


オプション２：秋田県南秋田郡五城目町（県央地域）

  • 概要：秋田市から40分ほどの場所に位置する五城目町。東側に阿仁・森吉山エリア、西側に八郎潟・男鹿半島に挟まれた五城目町は、530年続く朝市で知られています。人口約8,000人ほどのこの町で、2015年頃から始まっている小商いと教育を軸にした地域づくりの事例をぜひご覧下さい。
  • 案内人：高橋今日子（東京大学大学院新領域創成科学研究科・客員研究員）
  • 行程：
    • 8:30: 秋田駅出発
    • 9:30: 五城目町着・五城目町朝市通りエリア散策
ものかたり：空家を改修したアートスペース
福禄寿酒造：町の酒蔵
下タ町醸室HIKOBE：空家を改修したカフェ
POKOPOKO KITCHEN：「お店と消費者」という関係性を越えていくキッチン
  • 12:45-14:45: ワールドカフェ
五城目町にて企て型のアントレプレナーシップを発揮している方々との対話
  • 15:00: 五城目町出発
  • 16:00: 秋田駅着


オプション３：秋田県雄勝郡羽後町（県南地域）

  • 概要：ユネスコ無形文化財の西馬音内盆踊り（にしもないぼんおどり）で知られる羽後町。古民家や里山的暮らし活かして、農家レストランやカフェなどがオープンしている。地域資源を活かした起業活動をぜひ現地で体感してみてください。
  • 案内人：元羽後町地域おこし協力隊・小森一太（こもりいちた）
  • 行程：
    • 8:30: 秋田駅発
    • 10:00: 羽後町着・古庭屋
江戸時代に建てられた茅葺き民家と、鎌倉から移住した元アメフト選手の挑戦
秋田初の茅葺き農家民宿と、そこに集う移住者たち。 ※時間が余れば『鎌鼬美術館』をご紹介（入場料270円）
  • 12:00: ランチ
旧長谷山邸の後、農家キッチンあるもんで
田植え後の祝い行事（さなぶり）と地域のお母さんたちの夢
肝煎の暮らした文化財建築と、建て壊しを躊躇して受け継ぐことを決めたカフェ店主
  • 14:30　羽後町発
  • 16:00　秋田駅着