コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 自然治癒・自己治癒/サステイナビリティ/軽量コンクリート(材料)/エコ・緑化コンクリート

エコ・緑化コンクリートⅡ

2017年7月14日(金) 13:00 〜 15:15 第2会場 (萩/会議棟2階)

座長:竹田宣典(土木), 斉藤丈士(建築)

[1244] ポーラスコンクリートの非線形透水挙動のモデル化と街区からの排水シミュレーション

関本亮太1, 松岡卓1, 三島直生1, 畑中重光1 (1.三重大学)

キーワード:drainage simulation, nonlinear permeability behavior, permeability coefficient, porous concrete, power function, ポーラスコンクリート, 排水シミュレーション, 累乗関数, 透水係数, 非線形透水挙動

ポーラスコンクリート内を流れる水の速度と動水勾配の関係は,ダルシー則では表示できず,累乗関数を用いた非線形の関係で表されることが指摘されており,累乗指数mの値も既にいくつか報告されている。本研究では,累乗指数mの値を0.5に固定し,空隙率と粗骨材粒径の影響を反映した非線形透水モデルを構築した。また,水平方向の浸潤面を持つPOC内の水の流れに対する同モデルの適用性を確認するとともに,同モデルを用いて,豪雨時における街区レベルの排水シミュレーションを行い,ポーラスコンクリート舗装を適用することで期待できる街区からの雨水の流出遅延効果を確認した。