コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 付着・定着・継手/構造解析/破壊力学

付着・定着・継手Ⅱ/構造解析/破壊力学

2017年7月12日(水) 15:45 〜 18:15 第7会場 (会議室1/展示棟1階)

座長:下村匠(土木), 田才晃(建築)

[2084] 竹とコンクリートの付着性状に関する実験的研究

寺井雅和 (近畿大学)

キーワード:Bamboo, Bamboo Reinforced Concrete Beam, Bond, Concrete, Pull-out Test, 竹, 付着, コンクリート, 竹筋コンクリート梁, 引抜き試験

竹筋コンクリート構造が成立するためには,竹主筋とコンクリートが高い付着力で一体化する必要がある。竹の表面は摩擦がほとんどないため,大きな付着力は期待できない。そこで,本研究では,コンクリートと丸竹との付着力を向上させるために,竹材の表面処理や表面加工を施す方法を提案し,載荷試験により竹の付着すべり性状について検証した。また,付着力を引き起こす成分として表面固着力と節や串による機械式抵抗力に分解し,これらの累加により付着力を計算する方法も提案し,竹主筋の付着性状について定量的に評価した。