コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料一般)

環境配慮型コンクリート(材料一般)1

2025年7月17日(木) 09:00 〜 10:30 第1会場 (アイーナ8階 804A)

座長:松田拓(建築),松元淳一(土木)

[1019] 元素分析ユニット付き顕微鏡を用いた炭酸化セメントペーストの炭素量分析

横川勇輝1, 宮田路子1, 横関康祐1, 取違剛2 (1.東洋大学 2.鹿島建設)

キーワード:炭酸化、炭素、元素分析:分布、顕微鏡、セメントペースト

二酸化炭素排出量削減の取組みの一環として,炭酸化コンクリートが注目されており,様々な研究が進められている。その内,炭酸化コンクリートが吸収・固定化した炭素量を定量的に評価して品質管理などに反映していくためには,簡易かつ正確な分析手法が求められる。本研究では,レーザー顕微鏡を用いた元素分析における炭酸化セメントペースト試料の表面研磨の必要性,必要な試験回数を示した。また,これらの結果を用いて,炭酸化セメントペーストが含有している炭素分布を評価したところ,0.5mm単位で分析が可能であり,中性化深さのおよそ2倍の位置まで炭素を含有していることが分かった。