コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料一般)

環境配慮型コンクリート(材料一般)1

2025年7月17日(木) 09:00 〜 10:30 第1会場 (アイーナ8階 804A)

座長:松田拓(建築),松元淳一(土木)

[1020] 高炉スラグ混和材高含有コンクリートの橋梁下部工への適用

大屋戸理明1, 薗井孫文1, 國岡大亮1, 秋山博1 (1.錢高組)

キーワード:高炉スラグ微粉末、高炉スラグ細骨材、CO2排出量、産業副産物、施工事例、中性化

環境負荷低減と産業副産物の利用推進を目的として,高炉スラグ微粉末を高含有し高炉スラグ細骨材を用いた環境配慮型コンクリートを橋梁下部工へ適用した施工事例を報告する。室内実験と実機実験により,その性能が発現することを確認した。対象部材はラーメン式橋台である橋梁下部工の土中に埋設される底版で,コンクリート体積はおよそ200m3である。実施工のコンクリートについてフレッシュ性状と強度発現性を確認し,所定の目標性能を満足していることが確認できた。なお,中性化の進行に対しては,評価式による試算の結果,十分な性能を有していると推測された。