コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料一般)

環境配慮型コンクリート(材料一般)4

2025年7月18日(金) 09:00 〜 10:30 第1会場 (アイーナ8階 804A)

座長:齊藤亮介(建築),綾野克紀(土木)

[1037] PCaPC部材用環境負荷低減型コンクリートの開発

椎野碧1, 中瀬博一1 (1.ピーエス・コンストラクション)

キーワード:PCaPC、高炉スラグ微粉末、耐久性、実部材製造、CO2排出量削減

筆者らは高炉スラグ微粉末をセメントの70%以上置換した,プレテンション方式のプレキャストプレストレストコンクリートへ適用が可能な初期強度発現性の高い環境負荷低減型コンクリートを検討している。これまで,早強性混和材の使用によって初期強度発現性の向上は確認した。そこで,本報告では耐久性の確認および実部材製造による施工性や構造性能を確認した。その結果,塩分浸透および中性化に対しては十分な抵抗性を有していた。凍結融解抵抗性は早強セメント単味の配合に劣っていた。また,実部材の製造によって,施工性および構造性能は所要の性能を有していた。