コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料一般)

環境配慮型コンクリート(材料一般)5

2025年7月18日(金) 10:50 〜 12:20 第1会場 (アイーナ8階 804A)

座長:中山英明(建築),渡邉賢三(土木)

[1041] 普通ポルトランドセメントを高炉スラグ微粉末で置換した環境配慮型コンクリートに関する基礎的な検討

峯竜一郎1, 小宮克仁1, 松田拓1, 若林信太郎1 (1.三井住友建設)

キーワード:環境配慮型コンクリート、高炉スラグ微粉末、強度発現、温度依存性

普通ポルトランドセメント(NC)を高炉スラグ微粉末(BF)で置換した結合材による環境配慮型コンクリートについて基礎的な検討を行った。具体的には,水結合材比(W/B)=42.5~27.5%の範囲でBF置換率を0,30および50%としたコンクリートを室内で製造し,フレッシュ性状と圧縮強度の発現を確認した。本検討により,以下の結果を得た。NCをBFで置換すると,1)同一スランプ値を得るための化学混和剤添加率が小さくなる。2)強度発現における水分供給の影響が大きくなる。3)強度発現における温度依存性は,水結合材比を低減する,もしくはBF置換率を高めると大きくなる。