コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料一般)

環境配慮型コンクリート(材料一般)6

2025年7月18日(金) 13:40 〜 15:10 第1会場 (アイーナ8階 804A)

座長:鹿毛忠継(建築),大脇英司(土木)

[1045] 粉砕した国内産もみ殻灰のコンクリートへの適用に関する検討

畠山繁忠1, 佐川康貴2, 原田耕司3, 木村宇希2 (1.富士ピー・エス 2.九州大学 3.西松建設)

キーワード:もみ殻灰、フレッシュ性状、圧縮強度、割裂引張強度

国内のもみ殻処理炉により排出されたもみ殻灰のコンクリート用結合材への有効利用を目的に,まずもみ殻灰の粉砕方法の違いによるモルタルのフレッシュ性状および強度発現性について検討を行った。次に,モルタルの結果を踏まえて決定したもみ殻灰を混和したコンクリートのフレッシュ性状および強度特性の検討を行った。モルタルの結果より,粉砕の生産性も踏まえるとハンマーミルにより粉砕したもみ殻灰が最も結合材として適していることを確認した。コンクリートでは,もみ殻灰の混和により混和剤の使用量は増えるものの,圧縮強度ならびに割裂引張強度の長期強度発現性を確認した。