[1053] Effects of Various Factors on Crack Self-Healing Performance of Polypropylene Short Fiber Mortar
Keywords:SEM-EDX、自己治癒コンクリート、細径異形ポリプロピレン短繊維、ひび割れ閉塞率
本研究は,PP短繊維を混入し,ひび割れを導入したセメントモルタルにおいて,セメントの種類や材 齢,PP短繊維混入率,自己治癒環境,供試体の大きさなど様々な要因が自己治癒効果に与える影響の考察を目的として実施した。その結果,PP短繊維の混入率が上がるほど,初期の漏水量が減少する傾向にあり,特に0.33%の際には自己治癒環境設置期間の経過に伴ってひび割れの閉塞が顕著に見られた。材齢3年の長期材齢の供試体においてもひび割れの閉塞が見られたことから,コンクリートの自己治癒効果は長期材齢でも期待できる。