コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(CCU材料)

環境配慮型コンクリート(CCU材料)1

2025年7月17日(木) 09:00 〜 10:30 第2会場 (アイーナ8階 804B)

座長:鈴木好幸(建築),本田和也(土木)

[1073] 炭酸カルシウムを多量に混和した高炉スラグ微粉末高含有コンクリートの基礎的性能

髙木雄介1, 土師康一2, 菅沼剛3, 廣田武次4 (1.西松建設 2.戸田建設 3.アサヒ飲料 4.Eプラス)

キーワード:炭酸カルシウム、CCU材料、高炉スラグ微粉末、環境配慮型コンクリート

コンクリート製造時のCO2排出量を削減させる目的より,セメントの9割を高炉スラグ微粉末で置換し,炭酸カルシウムを250kg/m3混和させたコンクリートでの基礎的な検討を行った.その結果,材齢28日の時点で55N/mm2前後の強度が発現することを確認した.他の硬化体性能も同様に,実構造物に適用できる性能を持っているコンクリートを製造することが可能であることを確認した.一方で,実現場での施工を想定する,スランプの経時保持性能に対しては,急激なスランプロスが発生するため,混和剤による保持性能の付与が必要である.