Sustainable Concrete (CCU material)Ⅰ

[1074] Effects of CO₂ Bubble Refinement and Reactor pH on Material Properties and Carbonation Reaction

Tomoyuki NARA¹, Keita HOKANO¹, Satoshi KAWAJIRI¹, Hioshi KADOTA¹ (1.竹中工務店)

Keywords:再生微粉、炭酸化、湿式、気泡微細化、pH、CO₂固定

本研究では，再生微粉の湿式処理におけるCO₂供給時の気泡微細化の有無と反応槽内pHがCO₂固定量，密度，粒度分布，炭酸化度などの材料特性と炭酸化反応寄与率に与える影響を検討した。その結果，気泡微細化の有無に関わらず，反応槽内pHの低下に伴い試料中のCO₂含有率は増加することが確認され，反応槽内pH 6.8 ~ 11の範囲でC-S-H のCa/Si 比の低下が徐々に起こっていることが示唆された。CO₂供給時の気泡微細化の効果として，炭酸化反応寄与率が向上し，反応槽内pH 9.0において炭酸化反応寄与率が最も高くなることを確認した。