[1080] Carbonation of recycled coarse aggregate and slab blocks using exhaust gas
Keywords:排ガス、再生粗骨材、コンクリート床版ブロック、CO2固定量
建設分野のカーボンニュートラルへの取組みとして,コンクリートの構成材料やコンクリート自体にCO2を吸収・固定化する取組みが進められている。本検討は,バイオマス発電所の排ガスを用いた再生粗骨材およびコンクリート床版ブロックの炭酸化を行いCO2固定量の把握を行った。その結果,再生粗骨材は30kg/t以上の,コンクリート床版ブロックは80kg/m3以上のCO2が固定化された。一方で,再生粗骨材およびコンクリート床版ブロックのいずれも炭酸化後のCa(OH)2含有率が1.0%以上確認されており,効率の良い炭酸化手法を確立することでより多くのCO2を固定化することが期待できる。