[1182] Rheological Consideration of Mortar on Flowability Improvement by Dry-Mixing of High-Strength Concrete
Keywords:高強度コンクリート、2軸強制練りミキサ、空練り、レオロジー、回転粘度計、混和剤
高強度コンクリートの製造技術として,空練り(練混ぜ初期における細骨材とセメントの練混ぜ)による流動性向上について考察してきた。本報では,実務への適応を想定した施工性確認のため,空練りによる流動性向上効果をモルタルのレオロジーに基づき検証した。その結果,一定の空練り時間を確保することで,目標スランプフローを得るための混和剤添加量が低減可能であり,回転粘度計を用いたレオロジー試験によりモルタルの粘性が低下することを確認した。一方で,コンクリート中のモルタルは,同一スランプフローにも関わらず,空練り時間によって粘性が変化することを確認した。