[1183] Analytical Study on the Effect of Crack Width Suppression by Crack Control Rebar Arrangement Method for Concrete Wall Members
Keywords:マスコンクリート、温度ひび割れ、ひび割れ幅、ひび割れ幅解析、ひび割れ制御鉄筋
コンクリート壁部材を対象に,温度応力解析およびひび割れ幅解析を用いてひび割れ幅を評価した。また,温度ひび割れ抑制手法の一つとして,壁部材表面付近の配筋に加えて,内部にひび割れ制御鉄筋を配置した場合のひび割れ幅を解析的に評価した。その結果,本解析の範囲では,部材厚が厚いほど,壁延長が長いほど,鉄筋比が小さいほどひび割れ幅は大きくなることが分かった。ひび割れ幅解析値は部材に発生するひび割れ幅の積算から1本あたりのひび割れ幅を算出することで実測値に近づいた。また,ひび割れ制御鉄筋を部材内部に配置することで,L/Hが大きいほど,ひび割れ幅を抑制可能であることが示唆された。