高強度コンクリート(材料)/マスコンクリート

[1184] 粒子群最適化による湿気移動解析のための特性値の同定

松浦好宏¹, 中村秀明² (1.宇部情報システム 2.山口大学)

キーワード：マスコンクリート、乾燥収縮、湿気移動解析、粒子群最適化、透湿率、湿気容量、蒸発率

マスコンクリートの温度ひび割れ解析において乾燥収縮を考慮する場合，部材内の湿度分布を把握する必要があり，湿気移動解析が不可欠である。湿気移動解析では，透湿率，湿気容量，蒸発率などの湿気移動特性値が必要となるが，これらに関する研究は限られている。
著者らは過去の研究において，有限要素法を用いた湿気移動解析と粒子群最適化を組み合わせることで，実験供試体の相対湿度測定結果から湿気移動特性値を逆解析により同定した。本研究では，湿気移動特性値と相対湿度の関係を考慮した再同定を行い，新たな提案値を示した。