コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » フレッシュコンクリート

フレッシュコンクリート1

2025年7月16日(水) 13:20 〜 15:20 第5会場 (アイーナ8階 810)

座長:犬飼利嗣(建築),渡邉健(土木)

[1218] ビンガム流体標準物質によるセメントペーストのレオロジー試験の校正とMPS解析による妥当性検証

清水寛太1, 山田義智2, 東舟道裕亮2, 森田浩史3 (1.フローリック 2.琉球大学 3.東洋建設)

キーワード:ビンガム流体標準物質、セメントペースト、十字羽根回転粘度計、レオロジー定数、MPS法

本研究では,ビンガム流体標準物質SRM2492を用いて,十字羽根回転粘度計によるセメントペーストのレオロジー試験の校正を行った。校正係数は3種類(A法,B法,C法)の載荷プログラムから得られたものを使用し,校正したレオロジー定数と既往の研究で示された推定レオロジー定数との比較を行った。その結果,塑性粘度および降伏値の値は,その値が小さい範囲では比較的一致していたが,値の大きい範囲では差が認められた。一方,得られたレオロジー定数の妥当性を,MPS法によるフロー試験の再現解析によって検証した結果においては,C法で校正したレオロジー定数が実測値の傾向を最も捉えていた。