コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 混和材料

混和材料1

2025年7月17日(木) 09:00 〜 10:30 第5会場 (アイーナ8階 810)

座長:小山田英弘(建築),小川由布子 (土木)

[1236] フライアッシュで粉体量を高めた流動コンクリートのASR抑制効果

山本武志 (電力中央研究所)

キーワード:ASR、アルカリ、フライアッシュ、NaCl、塩分、高流動、中流動

単位セメント量330kg/m3,JIS-II種-フライアッシュ(FA)混和量を49.5~115.5kg/m3,単位水量165kg/m3とした締固めを要する高流動コンクリート(28日圧縮強度50N/mm2以上)におけるASR抑制効果を評価した。FA量が82.5kg/m3以上の場合に暴露期間3年時点でコンクリート表層部においても膨張挙動を抑えることができた。これは,ポゾラン反応の進展と併せて40℃-NaCl湿布暴露の条件下でNaClの浸透抑制効果によることを確認した。呼び強度が36N/mm2を超える場合においても単位FA量を82.5kg/m3以上とすることでASRを抑制できることが示唆された。