[1236] フライアッシュで粉体量を高めた流動コンクリートのASR抑制効果
キーワード:ASR、アルカリ、フライアッシュ、NaCl、塩分、高流動、中流動
単位セメント量330kg/m3,JIS-II種-フライアッシュ(FA)混和量を49.5~115.5kg/m3,単位水量165kg/m3とした締固めを要する高流動コンクリート(28日圧縮強度50N/mm2以上)におけるASR抑制効果を評価した。FA量が82.5kg/m3以上の場合に暴露期間3年時点でコンクリート表層部においても膨張挙動を抑えることができた。これは,ポゾラン反応の進展と併せて40℃-NaCl湿布暴露の条件下でNaClの浸透抑制効果によることを確認した。呼び強度が36N/mm2を超える場合においても単位FA量を82.5kg/m3以上とすることでASRを抑制できることが示唆された。