[1241] Effect of Curing Temperature on the Latent Hydraulic Property of Blast Furnace Slag with Different Chemical Compositions
Keywords:高炉スラグ、化学組成、塩基度、潜在水硬性、水和発熱速度、見かけの活性化エネルギー
JISの塩基度が1.73-2.03の高炉スラグ(BFS)6種類を用い,BFS-水酸化カルシウム-無水石こうを結合材として養生温度10, 20および30 ℃にて水和発熱速度の測定を行った。各養生温度でのBFSの発熱特性は塩基度との相関が高かった。BFSの化学組成に依存してアルミネート系水和物とC-S-H生成量比が変化し,そのことが発熱特性へ影響を及ぼすことが推測された。アレニウスプロットにより導出した見かけの活性化エネルギーと塩基度に相関が認められ,塩基度によりBFSの初期の水和活性についての温度依存性を評価できると考えられた。