[1248] Carbonation resistance of concrete with high-volume supplementary cementitious materials after 90-months outdoor exposure
Keywords:中性化抵抗性、暴露試験、置換率、含水状態、低炭素型コンクリート、混和材
高炉スラグ微粉末やフライアッシュを用いた置換率の異なるコンクリートを屋外に90か月暴露した後の中性化深さを測定し,実環境下での中性化抵抗性を検討した。その結果,混合セメントC種の上限よりも置換率を高くした配合においても,雨掛かりのある屋外では中性化の進行が遅くなることを示した。中性化深さは,置換率がC種の上限を超えると大きくなる傾向にあったが,水結合材比50%と35%の場合を比較すると後者の方は置換率の影響が小さくなった。また,既存の有効水結合材比の計算方法を修正した有効水結合材比と中性化深さの関係を検討し,混和材の種類によらず中性化抵抗性の大小を推定できることを示した。