[1249] 石灰石微粉末を用いたコンクリートの物性および色彩評価に関する実験検討
キーワード:石灰石微粉末、粉末度、混合率、人工炭酸カルシウム、トリイソプロパノールアミン、色彩測定
石灰石微粉末をセメントの外割で混合したコンクリートを用いてL型擁壁を実施工し,石灰石微粉末の種類や品質などの違いがコンクリートの品質および色調に及ぼす影響を確認した。本実験の結果,材齢91日までの圧縮強度については,石灰石微粉末の種類,粉末度および混合率により差が生じる傾向を示した。また,材齢5か月までの色彩測定(L* a*b*値)の結果では,いずれの供試体においても明度(L*値)は材齢とともに高くなる傾向を示し,石灰石微粉末の種類,粉末度などの違いが及ぼす影響は認められないものの,彩度(a*値・b*値)については種類,粉末度および混合率により差が生じる傾向を示した。