コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 凍害/複合劣化

凍害2/複合劣化

2025年7月18日(金) 13:40 〜 15:10 第5会場 (アイーナ8階 810)

座長:緒方英彦(建築),久保善司(土木)

[1262] 耐凍害性を考慮した二次製品への高スランプコンクリートの適用性

小山田哲也1, 大坪恒介2, 本多勇武3, 石田忠信4 (1.岩手大学 2.日揮 3.セントラルコンサルタント 4.共和コンクリート工業)

キーワード:耐凍害性、プレキャスト製品、スケーリング劣化、高スランプコンクリート

積雪寒冷地のプレキャストコンクリート製品におけるスケーリング抵抗性を確保する一つの方法として,振動締固めを少なくした高スランプコンクリートの適用性を検討した。目標スランプを18㎝とした高スランプコンクリートと一般的な締固め製品に用いられるスランプ5㎝のコンクリートを比較して検討している。実験の結果,スランプ5㎝と比べ,高スランプコンクリートは振動時間や振動時間を低減でき,エントレインドエアを多く残すことが可能であり,プレキャスト製品のスケーリング抵抗性を確保できる。ただし打込んだ後の移動に伴う連行空気の減少に注意を要することが明らかとなった。