コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 非破壊検査・診断(損傷・欠陥)

非破壊検査・診断(損傷・欠陥) 2

2025年7月16日(水) 13:20 〜 15:20 第6会場 (アイーナ8階 802)

座長:閑田徹志(建築),橋本勝文(土木)

[1275] 模擬損傷を有する供試体を用いた電磁波レーダの探査精度と道路橋RC床版への適用性

伊原茂1, 太田雅彦2, 江口和男3 (1.神戸市立工業高等専門学校 2.ジオ・サーチ 3.阪神高速技術)

キーワード:RC床版、電磁波レーダ、地中レーダ、水平ひび割れ、土砂化、スクリーニング

近年,道路橋RC床版では,疲労や塩害などの複合劣化により,水平ひび割れや土砂化等の損傷が上面側に顕在化している。都市高速道路では,通行止めなどの交通規制は容易にできないため,RC床版上面側の点検が十分に実施できていないのが現状である。この状況下において,車載型電磁波レーダは,探査精度に課題があるものの,交通規制の必要はなく,スクリーニングのための機材として期待されている。本研究では模擬損傷を挿入した供試体を作製し,ハンディ型電磁波レーダおよび車載型と同性能の手押し型地中レーダを用いて損傷探査精度を検証し,車載型電磁波レーダの道路橋RC床版への適用性について検討した。