コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 非破壊検査・診断(損傷・欠陥)

非破壊検査・診断(損傷・欠陥) 2

2025年7月16日(水) 13:20 〜 15:20 第6会場 (アイーナ8階 802)

座長:閑田徹志(建築),橋本勝文(土木)

[1278] 弾性波法を用いたコンクリート構造物の均質性評価指標に関する研究

小椋紀彦1, 岸利治2 (1.CORE技術研究所 2.東京大学)

キーワード:弾性波法、均質性、超音波トモグラフィ、評価指標、非破壊検査

コンクリート構造物の健全性を非破壊で評価する手法として,弾性波法が広く利用されている。本手法は,構造物表面にセンサを設置し弾性波を透過させ,伝搬速度から躯体内部の状態を評価するものである。近年では複数の受信センサを用いた三次元トモグラフィにより,躯体内部の速度分布を可視化し,ひび割れや空隙などの損傷箇所を低速度領域として検出できる。しかしながら,トモグラフィ計測結果の速度分布,すなわち躯体の均質性を評価する定量的な評価指標は存在していない。本研究では,梁供試体を用いた繰返し載荷試験,および実構造物の計測結果から,コンクリート内部の均質性評価指標を検討した。