[1282] Estimation of the Depth of fire-induced Deterioration based on the Strain measured in Compression Strength Tests on Core Drilled from Fire Damaged Concrete.
Keywords:コンクリート、火害、体積ひずみ、臨界応力度、画像相関法、縦ひずみ分布
本研究では，火災を受けたコンクリートの劣化深さを，加熱面から採取したコアの圧縮強度試験時のひずみ挙動から推定する方法について検討を行った。筆者らがこれまでに検討してきたひずみゲージで計測した縦ひずみおよび横ひずみから体積ひずみと臨界応力度を求める方法に加え，画像相関法によるひずみ計測を同一のコアで実施した。ひずみゲージにより求めた深さ方向の臨界応力度分布は，加熱面に近づくほど低下する傾向を示し，一方，画像相関法による縦ひずみ分布は，加熱面付近で増大した。これらの結果から，画像相関法による縦ひずみ分布から，火災による劣化深さを推定できる可能性が示唆された。