Non-destructive Test・Diagnosis (Material properties/Durability)Ⅱ

[1315] RELATIONSHIP BETWEEN SURFACE WAVE PHASE VELOCITY MEASURED BY IMPACT-ELASTIC WAVE METHOD AND COMPRESSIVE STRESS ACTING ON CONCRETE

Masato DOI¹, Shinya UCHIDA¹, Kentaro YAMASHITA², Shouhei MOMOKI³ (1.富山県立大学 2.東洋計測リサーチ 3.飛島建設)

Keywords:圧縮応力、非破壊試験、マルチチャンネル衝撃弾性波法、multi-channel impact elastic wave method、compressive stress、non-destructive test

本研究では，コンクリート版部材に対して圧縮応力を段階的に導入または解放し，鋼球径の異なる複数の鋼球を使用して，マルチチャンネル衝撃弾性波法による計測を各段階で行い，表面波位相速度とコンクリートに作用している圧縮応力との関係を把握することを試みた。その結果，圧縮応力の導入過程および解放過程のいずれにおいても，また鋼球径の違いにかかわらず，圧縮応力と表面波位相速度は概ね比例関係にあることが明らかになった。さらに，鋼球径が小さいほど，表面波位相速度が圧縮応力の変動に対してより敏感に変化する傾向も確認された。