[1326] Fundamental study on fire damage evaluation method for PC sheath using ring restraint heating test method
Keywords:プレストレスコンクリート、爆裂、リング拘束加熱試験、ポリエチレン製シース、鋼製シース
本研究では,ポストテンション方式のプレストレスコンクリートで使用されるシースの火災時損傷評価手法を提案するために,リング拘束枠にPC鋼棒とシースを設置しグラウトを充填した供試体を作製し,加熱試験を実施した。シースはポリエチレン製と鋼製を用いた。計測項目は内部温度と蒸気圧および拘束応力,超音波伝搬速度とした。加熱試験の結果,鋼製シースを用いた場合に爆裂が生じた。一方,ポリエチレン製シースを用いたケースでは,爆裂は発生しなかったが,ポリエチレン製シースが溶融し供試体に加熱面に平行なひび割れが生じることがわかった。