[1328] 200N/mm²級の超高強度繊維補強コンクリートを使用した鉄筋コンクリート造柱の耐火性に関する実験的検討
キーワード:鉄筋コンクリート造柱、超高強度コンクリート、鋼繊維補強、合成繊維、耐火性、爆裂
200N/mm2級の超高強度繊維補強コンクリートを使用した鉄筋コンクリート造柱の耐火性能を把握することを目的として,ポリプロピレン短繊維の混入量をパラメータとした3種類のコンクリートを用いて柱の載荷加熱実験を実施した。また,部材レベルと供試体レベルの爆裂性状を比較するため,供試体の爆裂試験を実施した。実験の結果,短繊維の混入量が多いほど耐火時間が長くなることが確認された。また,部材レベルと供試体レベルの爆裂性状に関しては,爆裂発生の有無の観点では部材と供試体で同様な状況であったが,鉄筋の露出の有無といった爆裂の程度の観点では3種類中1種類のコンクリートで異なる状況を呈した。