[1329] INFLUENCE OF FLY ASH AND MAXIMUM HEATING TEMPERATURE ON THE CRACKING BEHAVIOR OF CEMENT PASTE UNDER HEATING AND WATER INTRUSION HYSTERESIS
Keywords:ライム膨張、水中爆裂、フライアッシュ、加熱・注水履歴、最高加熱温度
本研究では, 600,800,1000℃の高温加熱履歴を受けたセメントペーストに注水履歴を与えた際の膨張挙動を観察した。実験では普通ポルトランドセメントおよびフライアッシュセメントによって作製したセメントペーストを用いて,高温加熱後に自然冷却させて水中浸漬させるCase1と,高温加熱後にそのまま水中に浸漬させるCase2の2種類の加熱・注水履歴を与えた。その結果,OPCにおいてCase1ではライム膨張,Case2では水中爆裂現象が観察され,最高加熱温度が大きいほど顕著にみられた。この現象に対して,フライアッシュを置換することでライム膨張と水中爆裂現象のどちらも大幅に低減されることを確認した。