[2084] Influences of Cross-sectional Area Raito on RC Beams with using Rods
Keywords:AFRP、曲げ剛性、断面積比
鉄筋コンクリート構造物において,鉄筋の腐食を起点とするひび割れや剥離等の問題を解決するため,著者らは鉄筋の代わりに塩化物等の作用で腐食を生じないAFRPロッドを使用することを考えた。既往の研究ではRC梁の鉄筋を同等の径のAFRPロッドに変更した場合,梁全体の剛性が1/5~1/6程度となり載荷に伴い過大な変形になることが確認された。本研究ではAFRPロッドを補強材として使用したコンクリート梁でAFRPロッドの断面積比を変化させた試験体に対して4点曲げ載荷試験を実施し,梁の挙動に与える影響を調査した。その結果,断面積比を変化させることで,梁の剛性を調整できる可能性を確認することができた。