[2093] Failure behavior investigation and FEA of RC cuboid specimen compressed after prior tensile loading
Keywords:圧縮破壊、繰り返し載荷、拘束効果、光ファイバーひずみゲージ、有限要素解析
補強筋拘束を有するRC造直方体試験体を対象に,事前引張量をパラメータとした圧縮破壊試験を実施した。その結果,事前引張載荷時のかぶりコンクリートの損傷によると考えられる圧縮耐力の低下,ならびに,引張載荷時に生じたひび割れ近傍において圧縮載荷時に主筋ひずみが集中し,そこが先行的に降伏することによる圧縮耐力時ひずみの増大が確認された。ポストピーク挙動は,補強筋拘束の影響により,事前引張量によらず概ね一致した。同実験のFEM解析では,ひび割れ近傍における主筋ひずみの集中,ならびに,圧縮載荷時ポストピークにおけるひずみの局所化,の二点の再現性に特に課題があることを示した。