コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 基礎

基礎1

2025年7月17日(木) 09:00 〜 10:30 第9会場 (アイーナ5階 501A)

座長:岸田慎司(建築),池野勝哉(土木)

[2103] 不同沈下を受けるRC構造物の時間依存性を考慮した損傷評価に関するFEM解析

ケイショウコ1, 渡部嗣道1 (1.大阪公立大学)

キーワード:クリープ、不同沈下、有限要素法、基礎梁、圧密沈下

2スパンの上部構造モデルと地盤モデルからなるRC構造物のモデルを作成し,中央の柱に不同沈下が生じたときの時間依存性を考慮したクリープ変形を伴う非線形FEM解析を行った。不同沈下は,即時沈下と時間依存性を有する圧密沈下を想定した。その結果,圧密沈下モデルについてはクリープによる応力緩和によって即時沈下モデルよりもひび割れ幅は小さくなる結果を示したが,本解析条件においてはすべてのモデルについて使用限界を超えない値となった。しかし,引張鉄筋については,クリープの影響は小さく,部材角が大きくなるほどその値も大きくなり,限界部材角内であっても無視できない結果を得た。