[2106] Experimental study on Flexural Behavior of Cast-in-place Concrete-filled Steel Tube Piles with large D/t ratio
Keywords:場所打ち鋼管コンクリート杭、径厚比、軸力比、曲げ耐力、基礎部材の強度と変形性能
日本で使用される場所打ち鋼管コンクリート杭 (耐震杭) は径厚比が140 ~ 170程度であるが,日本建築学会の基礎部材に関する指針では、耐震杭の適用範囲が径厚比125以下である。また,大軸力比を作用させた耐震杭の曲げ実験もほとんど事例がないため,適用範囲拡大を目的として,変動軸力下で大径厚比の耐震杭5体の曲げ試験を行った。径厚比と軸力変動が大きいと,変形角0.5%で危険断面の鋼管が座屈し,その後破断することでモーメントが急激に低下したが,5試験体とも指針の計算値を上回る耐力を示した。また,指針の曲げ耐力算定方法の妥当性を径厚比が100以上の大径厚比のCFT部材試験体25体で確認した。