[2117] Effect of Loading Methods on Shear Strength of RC Foundation Beams with Large Through Hole
Keywords:有限要素法解析、片持ち梁、逆対称曲げモーメント、最小主応力
本研究では,シアスパン中央に大貫通孔を有する基礎梁を対象に片持ち型と逆対称曲げモーメント分布を受ける解析モデルの2次元有限要素法解析を実施した。その結果,逆対称型モデルの反曲点から圧縮を受ける弦材にかけての圧縮応力は片持ち型曲げモーメントのものと比べて水平軸からの角度が小さく,逆対称型モデルの最大耐力が片持ち型のものと比べて低くなった主要因であることを示した。また,貫通孔径および載荷方法にかかわらず,最大耐力発揮時に貫通孔上下の弦材の負担せん断力は引張側弦材のものが圧縮側弦材のものと比べて高くなることを示した。