[2132] 鋼製伸縮装置を設置したRC床版の輪荷重走行疲労実験による耐疲労性および荷重変動と衝撃係数に関する実験研究
キーワード:鋼製伸縮装置、輪荷重走行疲労実験、耐疲労性、荷重変動、衝撃係数
本研究は鋼製伸縮装置を設置したRC床版に輪荷重走行疲労実験による耐疲労性を評価および伸縮装置上を輪荷重が走行した場合の荷重変動・衝撃係数を検証した。耐疲労性の評価においては継手部上を輪荷重が走行することで,耐疲労性が大幅に減少した。よって,設置においては輪荷重直下に継手構造を設けないことを提案する。次に,伸縮装置上を輪荷重が走行した場合に±10%~13%の荷重変動が生じ,従来型の衝撃係数はI=0.249,荷重分布型の衝撃係数はI=0.217となった。たわみによる衝撃係数も従来型で継手部あり,なしでそれぞれI=0.218,0.217,荷重分布型伸縮装置もそれぞれI=0.138,0.149となり,大幅に減少した。