コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 疲労・衝撃/耐震一般/構成則

疲労・衝撃3/耐震一般/構成則

2025年7月18日(金) 13:40 〜 15:10 第9会場 (アイーナ5階 501A)

座長:日比野陽(建築),藤山知加子(土木)

[2132] 鋼製伸縮装置を設置したRC床版の輪荷重走行疲労実験による耐疲労性および荷重変動と衝撃係数に関する実験研究

木村延久1, 阿部忠1, 水口和彦1, 小林莉子1 (1.日本大学)

キーワード:鋼製伸縮装置、輪荷重走行疲労実験、耐疲労性、荷重変動、衝撃係数

本研究は鋼製伸縮装置を設置したRC床版に輪荷重走行疲労実験による耐疲労性を評価および伸縮装置上を輪荷重が走行した場合の荷重変動・衝撃係数を検証した。耐疲労性の評価においては継手部上を輪荷重が走行することで,耐疲労性が大幅に減少した。よって,設置においては輪荷重直下に継手構造を設けないことを提案する。次に,伸縮装置上を輪荷重が走行した場合に±10%~13%の荷重変動が生じ,従来型の衝撃係数はI=0.249,荷重分布型の衝撃係数はI=0.217となった。たわみによる衝撃係数も従来型で継手部あり,なしでそれぞれI=0.218,0.217,荷重分布型伸縮装置もそれぞれI=0.138,0.149となり,大幅に減少した。