[2136] Comparative study of machine learning data used for anomaly detection of RC structures
Keywords:RC構造物、非破壊試験、異常検知、FDTD法、機械学習
著者らは,機械学習のオートエンコーダを用いたRC構造物の異常検知手法を提案している。オートエンコーダを構築する上で必要な健全状態の学習データは,数値解析によって模擬学習データを大量に生成する方法(FDTDモデル)や,類似あるいは任意の構造物から実測によって直接的にデータ取得する方法(汎用モデル)が考えられる。本研究では,床版および梁試験体の曲げ載荷実験を対象に,2つの方法により構築したオートエンコーダを用いて,試験体の異常度を評価した。その結果,簡易な2次元解析で構築したFDTDモデルよりも,任意の構造物の学習データによる汎用モデルの方が試験体の損傷を良好に検知した。