2022年度統計関連学会連合大会

セッション情報

企画セッション

[4APM1] (25) 公的統計ミクロデータ利活用の現状と課題

2022年9月8日(木) 13:00 〜 15:00 A会場 (5号館102教室)

オーガナイザー:南 和宏(統計数理研究所)、伊藤 伸介(中央大)、高部 勲(立正大) 座長:山下 智志(統計数理研究所)

改正統計法が2019年5月に全面施行されてから、公的統計のミクロデータのさらなる利用の推進が図られている。こうした中で、世帯・人口系の統計調査だけでなく,事業所・企業系の統計調査についても、リンケージ技法も用いた上で、社会・経済の様々な研究分野を対象に、ミクロデータを用いた実証分析が広範に展開されている。また、オンサイト施設における個票データの利用の支援を指向した擬似的なテストデータ、さらには教育用の擬似ミクロデータについてもニーズが存在することから、これらの擬似データ(合成データ、synthetic data)の作成方法、プライバシー保護に関する研究関心も高まっている。これらについては、ミクロデータのデータ特性を踏まえつつ、データハンドリングやミクロモデルの適用にも留意しながら、実証研究の可能性が追究されてきた。
本セッションは、公的統計ミクロデータコンソーシアムの企画セッションとして、公的統計ミクロデータの利活用の現状と課題を議論し、EBPM(エビデンス・ベース・ポリシー・メイキング)に資する実証分析の展開可能性を模索していきたい。

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