函館大会(第51回石油・石油化学討論会)

セッション情報

バイオマス利用技術

[1B05-07] バイオマス利用技術(2)

2021年11月11日(木) 10:15 〜 11:30 B会場 (函館アリーナ 会議室B)

座長:銭 衛華(東京農工大学)

10:15 〜 10:30

○陳 鵬茹1、山口 有朋1、三村 直樹1 (1. 国立研究開発法人産業技術総合研究所)

Bio-based 5-HMF is a versatile material with valuable market potentials. As high as 90 % fructose conversion and 93 % 5-HMF selectivity were achieved in a designed water-dioxane-methyl isobutyl ketone (MIBK) system with amberlyst 70 as dehydration catalyst by continuous flow processing. The addition of organic solvent greatly increased the dehydration rate. Furthermore, FTIR analysis demonstrated the higher stability of 5-HMF in this solvent system and thereby reducing the side reactions. The catalyst showed an efficient stability after 10 h in continuous flow at 120 °C without significant change of the catalytic performance.

10:30 〜 10:45

○島田 光1、平川 哲也1、朝見 賢二1、谷 春樹2、村上 弥生3、藤元 薫3 (1. 北九州市立大学 朝見研究室、2. 環境エネルギー株式会社、3. HiBD研究所)

演者らは動植物性油脂から脱炭酸分解により高品質の炭化水素系バイオディーゼル燃料HiBD(High quality Bio Diesel)を得るための開発を進めている。これはハイドロタルサイト触媒を用いた液相合成法で、長時間安定的に高収率を得ることに成功した。その際、触媒上に析出した炭素量が著しく少ないなど優れた反応系であることが明らかになった。しかし、初期の昇温過程で突沸が起こることが分かったため本研究ではこの現象の解明と対策を試みた。

10:45 〜 11:30

○福岡 淳1 (1. 北海道大学)

再生可能な有機資源としてバイオマスの活用が進んでいる。バイオマスは賦存量が多いので化学原料として大規模に利用できれば、低炭素化に寄与する可能性もある。これまでに木質バイオマスの成分であるセルロース・ヘミセルロース・リグニンを効率的に変換する触媒反応の開発が行われており、糖類などの含酸素化合物の合成ではバイオマス出発が有利になる場合がある。本講演では、触媒によるバイオマスの分解や糖化合物の変換について、最近の結果を含めて述べる。
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