函館大会(第51回石油・石油化学討論会)

セッション情報

廃プラスチック処理

[2B01-03] 廃プラスチック処理(1)

2021年11月12日(金) 09:00 〜 10:00 B会場 (函館アリーナ 会議室B)

座長:豊岡 義行((一財)石油エネルギー技術センター)

09:00 〜 09:30

○松方 正彦1 (1. 早稲田大学)

演者らは約900万トン/年廃出されているプラスチックを埋め立て処理することなく、可能な限り資源としてリサイクルための研究開発プロジェクトが2020年度より開始した。本講演では、本技術の開発の概要を説明するとともに、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンを主体とする混合廃プラを石油精製を活用しつつケミカルリサイクルための試みを説明する。

09:30 〜 09:45

○萩原 和彦1、豊岡 義行1、高澤 隆一1、林 宏1、齊藤 真由美1、中村 博幸1、秋本 淳1 (1. 一般財団法人石油エネルギー技術センター(JPEC))

JPECではプラスチック資源循環の技術確立に向けて、昨年度より廃プラスチック原料を触媒で分解し石化原料を高収率で生成する新規プロセスの開発に取り組んでいる。溶融状態のプラスチックは非ニュートン流体であり、石油留分とは工学的な挙動が全く異なるため、新たに多種多様なプラスチックの溶融状態の流動性を評価する必要がある。その一環として、各種プラスチックの動的ずり粘弾性を評価した結果を述べる。

09:45 〜 10:00

○川谷 優也1、菅沼 学史1、辻 悦司1、片田 直伸1 (1. 鳥取大学工学部附属グリーン・サスティナブル・ケミストリー研究センター)

持続可能な社会を実現するためにはプラスチックのリサイクルが必要である.その中でもケミカルリサイクルが有用と考えられ,プラスチックから原料であるナフサに相当する炭化水素を再び生成できれば資源のサイクルが完成する.ポリオレフィンは固体酸触媒上無溶媒でも反応するが,ヘキサデカンを溶媒として添加すると分解速度が上がることが報告されている.そこで本研究は,溶媒と触媒の細孔径が与える分解への影響を調査した.
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