函館大会(第51回石油・石油化学討論会)

セッション情報

連続プロセスオートメーション

[2F13-15] 連続プロセスオートメーション(2)

2021年11月12日(金) 14:30 〜 16:00 F会場 (函館アリーナ スタジオB)

座長:渕野 哲郎(東京工業大学)

14:30 〜 15:00

○油座 章雄1 (1. アスペンテック)

石油・ガス、化学業界における課題の1つが、品質、生産量、エネルギー消費などプロセス変動に影響を与えている多数の複雑なプロセス変数群を解析することにあります。近年、ビッグデータ活用の機運が高まる中、従来では解析が困難であった事象を多変量解析モデルを活用して解析する試みが活発になっており、更には多変量モデルをベースとした高度制御への応用も期待されております。本セッションでは、石油化学産業への多変量解析応用例や多変量モデルと高度制御への展望を紹介いたします。

15:00 〜 15:30

○窪澤 駿平1,2 (1. NEC-産総研人工知能連携研究室(産業技術総合研究所)、2. データサイエンス研究所(NEC))

化学プラントの運転支援のためにモデル予測制御などの高度制御が導入されて久しいが、多くは定常状態の維持が目的であり、生産量変更などの非定常状態を経過する変更操作の最適化および支援は困難であった。本研究では、シミュレータにより非定常状態を再現し、強化学習により変更操作を最適化することで、変更操作のガイダンスを可能にした。また、現実とシミュレーションとのギャップを埋める機能も実装し、現実のプラントで実験評価したところ、変更操作についても効率化が可能であると示した。
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