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[1A06] 酸化ジルコニウム系複合酸化物のNOx吸放出特性
ディーゼルエンジンからの低温NOxを除去するため、ジルコニウムと遷移金属からなる複合酸化物についてNOx吸放出特性を評価した。検討した遷移金属の中では鉄が効果的であったこと、調製方法としては共沈法が有効であったこと、最適な鉄添加量は25wt%であることを明らかにした。吸着NOx種の脱離は100~400℃で起こり、低温域ではNO、高温域ではNO2が主な脱離成分であった。CO2/NH3-TPDから評価した酸/塩基のバランスがNOx吸放出量を支配する要因であると結論した。
キーワード:NOx adsorption/desorption, ZrO2-based composite oxide, iron oxide