函館大会(第51回石油・石油化学討論会)

講演情報

ペトロリオミクス

[1E15-19] ペトロリオミクス(2)

2021年11月11日(木) 14:45 〜 16:00 E会場 (函館アリーナ スタジオA)

座長:中岡 哉徳(ENEOS(株))

15:30 〜 15:45

[1E18] FT-ICR MSの標準試薬による定量性改善の検討

○片野 恵太1、鈴木 昭雄1、加藤 洋1 (1. 一般財団法人石油エネルギー技術センター)

FT-ICR MS測定結果から計算される蒸留性状精度を改善するため、FT-ICR MSの定量性改善について検討を行った。その結果、FT-ICR MSの強度分布は分子量により大きく異なっていたことから、測定範囲を低分子量側と高分子量側に分割し、感度補正する方法を新たに開発した。本方法を用いて常圧残油の蒸留性状を求めた結果、適用前と比べて最大80℃改善したことから、本方法の有用性が確認された。

キーワード:Petroleomics, FT-ICR MS, Improving quantitativity