[P05] GC-SCD法による等モル感度特性を利用した軽油中硫黄化合物の分析
石油化学製品において硫黄濃度の管理は重要であり、軽油やガソリン中の硫黄総量は10ppm以下の微小量で管理されています。有効な分析法として、GCによる化学発光硫黄検出器(SCD)を用いた手法が挙げられます。SCDは硫黄化合物に等モル感度特性を持ち、石油化学製品に含まれる微小かつ多種の硫黄化合物を定性せずとも定量可能です。本発表ではSCDの等モル感度特性に着目し、軽油中での応答を調べた結果を報告します。
キーワード:petrochemical, analytical technique, sulfur