函館大会(第51回石油・石油化学討論会)

講演情報

水素化・脱水素

[2A16-20] 水素化・脱水素(2)

2021年11月12日(金) 16:15 〜 17:30 A会場 (函館アリーナ 会議室A)

座長:今井 裕之(北九州市立大学)

16:45 〜 17:00

[2A18] Ru担持がFe系触媒の格子S2-のレドックス挙動とプロパン脱水素特性に与える影響

○渡部 綾1、依田 裕太1、横山 遵匡1、河野 芳海1、福原 長寿1 (1. 静岡大学)

Ru成分を担持したFe系触媒はH2S共存のプロパン脱水素に優れた性能を示す。Ru担持の効果を明らかにするために,プロパンとH2Sを交互供給する周期パルス試験を行ない,触媒中の格子S2-の放出・再生速度を測定した。Ru担持は,触媒中の格子S2-による酸化的脱水素とH2Sによる格子S2-の再生を加速した。このような格子S2-の放出・再生の促進が反応特性を向上することが考えられた。

キーワード:Propane dehydrogenation, Redox, Lattice sulfide