函館大会(第51回石油・石油化学討論会)

講演情報

資源開発

[2E09-12] 資源開発(1)

2021年11月12日(金) 13:00 〜 14:30 E会場 (函館アリーナ スタジオA)

座長:山田 淳也((株)INPEX)

14:15 〜 14:30

[2E12] 炭酸塩岩におけるLow Salinity Waterflooding EORのメカニズム解明 - 静電反発説検証の事例紹介

○上谷 高明1、竹谷 未来1、海藤 ひろみ1、Hao Xingjuan2、Yogarajah Elakneswaran2 (1. 株式会社INPEX、2. 北海道大学)

炭酸塩岩におけるLow Salinity Waterflooding EORは、油田開発の有望な選択肢になり得るが、その増油メカニズムは十分に解明されていない。当社の研究成果によれば、低酸価原油を有する油層では、真水で海水を希釈した低塩濃度水を圧入しても有望なLSW効果は期待できない。そこで我々は圧入水のイオン組成に工夫を施し、原油と岩石の静電反発力を最大化させて原油を回収する技術の開発を進めている。当学会では我々の取り組みと、得られた知見を紹介する。

キーワード:low salinity waterflooding, carbonate, electrostatic repulsion