[P24] 溶液XAFS手法を用いたハーフチタノセン触媒によるシンジオ特異的スチレン重合の機構解析
最近当研究室では、溶液XAFS測定手法を用い、フェノキシ配位子を有する非架橋型のハーフチタノセン錯体触媒によるスチレン重合では中性の3価錯体が活性種として作用することを報告した。本発表では、関連のチタノセン触媒によるスチレン重合の機構解析に取り組んだ。特にXANESスペクトルでスチレン添加後に3価種の生成が見られた錯体触媒が、スチレン重合に高活性を示し、この種の触媒では3価の活性種が生成、触媒反応に関与することが示唆された。ポスターでは詳細を報告する。
キーワード:XAFS, Polymerization, Half-Titanocene Catalysts