長野大会(第52回石油・石油化学討論会)

講演情報

メタン反応触媒

[2C13-2C17] メタン反応触媒(4)

2022年10月28日(金) 14:30 〜 15:45 C会場 (12B会議室)

座長:矢部 智宏(東京大学)

15:15 〜 15:30

[2C16] PdとRu複合酸化物上の酸素移動によるメタンから含酸素化合物への部分酸化

趙 明1、宋 揚1、東久保 大樹1、森山 将成1、今井 裕之1、阪東 恭子2、高垣 敦3、○黎 暁紅1 (1. 北九州市立大学国際環境工学部、2. 産業技術総合研究所、3. 九州大学大学院工学研究院応用化学部門)

キーワード:Methane, selective oxidation, bimetal oxide catalyst

メタンをホルムアルデヒドへ部分酸化するための複合酸化物触媒(PdRuOx)はガルバニック置換還元法により調製し、O2を酸化剤として用いて、280〜310℃の比較的低温で評価した。PdRuOxはHCHOに対して高い選択性を示した。キャラクタリゼーションの結果、複合酸化触媒上の格子酸素Pd-(O)-Ruは、メタンを選択酸化して、HCHOが生成する反応に有効な酸素種であることが発見された。さらに、このプロセスにおいて、HCHOの生成はCH3OH経由であることを明らかにした。