[2D10-2D13] 重質油処理（１）

[2D12] リンと亜鉛が水素化脱硫触媒に使用するアルミナ担体へ与える影響

○山田 晃¹、小森 一幸¹、羽田 政明² (1. コスモ石油株式会社　中央研究所　石油精製プロセスG、2. 名古屋工業大学)

キーワード：Zinc, HDS, Phosphorus

これまでに、残油水素化脱硫触媒のNiMo/Al2O3触媒に亜鉛を添加することで触媒上へのコーク堆積量が減少することが明らかになっている。これは、亜鉛による水素乖離能力の増加に起因しているが、亜鉛は担体や含浸液調整時に含まれるリンと相互に作用していることも示唆された。本発表ではリン、亜鉛の相互作用の効果を確認するために焼成温度を変更した担体を作成し、各物性を測定し、得られた結果よりリン、亜鉛の相互作用を考察した。