[2a08-0900] ポスター sess. B

[P09] Ni2P触媒によるメタンの脱水素カップリングの反応機構

Rattanawan Rattanawalee¹、高 敏¹、井口 翔之²、山中 一郎²、○長谷川 淳也¹ (1. 北海道大学、2. 東京工業大学)

キーワード：Ni2P, dehydrogenative coupling of methane, density functional theory calculation

Ni₂P触媒は脱水素カップリングによりメタンをエタンに変換することが報告されている。本研究では、同反応機構について密度汎関数計算を用いて解析を行った。その結果、メタンのC-H解離は、Niのhollowサイト上のP原子上で起きやすいこと。メチルラジカルが気相に脱離する過程が律速であること、Eley-Rideal機構によりエタンを生成すること、HollowサイトのP原子が失われるとcoke生成が促進される可能性があることなどが明らかになった