[1B04-1B06] CCU・カーボンリサイクル (2)

[1B05] CO₂水素化によるオレフィン類製造のためのMgAl₂O₄担持Fe系触媒の開発

○小室 美鈴¹、荻原 仁志¹、黒川 秀樹¹ (1. 埼玉大学)

キーワード：Carbon dioxide hydrogenation, iron-based catalyst, olefin production

本研究では、常圧下でのCO₂-CO-FT 経路によるオレフィン合成に着目した。本反応を一段階で進行させるため、M/MgAl₂O₄触媒(M : Fe, Co, Ni, or Cu)の検討を行った。その結果、Co, Ni, Cu 触媒では主にCOやCH₄が生成し、Fe触媒がC2以上の炭化水素生成に最も適していることが分かった。そこで、Fe触媒の活性向上を目指し、第2金属成分の添加効果を調査したところ、Kの添加によりオレフィン選択性が向上した。また、Cuの添加によりC2以上の炭化水素生成が促進された。