[1C04-1C06] カーボンリサイクル (2)

[1C06] Nb₂O₅担持Au触媒による5-ホルミル-2-フランカルボン酸メチルの酸化的エステル化反応

○新井 直¹、Sheet Nirupama¹、大須賀 遼太¹、菅沼 学史¹、村山 徹²、中島 清隆¹ (1. 北海道大学触媒科学研究所、2. 東京都立大学水素エネルギー社会推進機構センター)

キーワード：Biomass conversion, Oxidative esterification, Supported Au catalyst

担持Au触媒を用いて5-ホルミル-2-フランカルボン酸メチルのジメチルアセタール体の酸化的エステル化反応を検討した。触媒担体として酸性酸化物であるNb₂O₅を用いた場合、目的生成物である2,5-フランジカルボン酸ジメチルが高収率で得られた。酸量の多い酸化ニオブを担体にした担持Au触媒が高活性を示す傾向がみられており，水熱合成法で調製したNb₂O₅は含水ニオブ酸よりも有効であった。そこで触媒担体の表面酸性質に着目して酸化的エステル化反応の構造－活性相関について考察した。